2015年 02月 04日
拗ねアドラム(子太鼓)
病気とは、向き合って戦っていたつもりでした
発見してから10年、次第に斜め向きになり、横向きになり
無意識に考え方がひねくれていき
ここ2、3年は限界まで曲げた首で世の中を見ていた気がします
救いは料理だけでした。自分の培ってきた技術で美味しい
料理を作りだし、その技術という堅い殼の中から作品だけを差し出
して、最後に手に入れた店という城の中で終わるのを待っていた
そんなスネた子供のような、孤独な老人のような状態でした
悪化してからの心臓の音は、「シンドイ、ヤスマセロ、カッテニ
サセテクレ、キオクニノコレ、サイゴニ、ダレモ、ソウゾウ
シナカッタ、リョウリヲ、ツクリダセ、ソレマデ、クルシメ」
というリズムを繰り返し、心を支配していました
しかしどうでしょう!術後のエコー検査で聞いた音は、
「リセット、シタゾ、スナドケイ、ヒックリカエシテ、ジカン、
ノビタカラ、イキロ、ソシテ、クルシメ。←ソコハイッショカイ!」
元気過ぎる…検査中に笑ってしまいました!!
自分の心臓の音で笑えるとは!
拡張型心筋症は難病で、緻密化症候群とは、母胎の中で心臓が
形成されるときの変形…いわば、個性の一部分です
一生発見されずに人生を全うすることもあるそうです
これからも、おいしい料理を作っていくには このエンジンと
リズムが必要で、嫁さんと同じくらい大事な相棒なのです!
手術を受けさせてくれた全ての人達
家族、お客さま、病院のスタッフの皆様に感謝いたします!
退院が早まりそうです!!(^^)
暫くは皿洗いのバイトから始めて、徐々に復帰していきます
残念ながら、手打ち麺はドクターストップがかっているので
春先まで提供できません<(_ _)>
完全復帰後の特別メニューも考えていますので、お楽しみに!
キーワードは、「ふっかつ」です
もう少しおまちくだい。
by ParksideCafeRIAN
| 2015-02-04 09:49
| 病気